2-3. 自信から来る強さを醸し出す

2. 態度と好感度の改善

弱さを消したら次は強さの印象を与える

弱さの印象を消すことができるようになってきたら、今度は強さの印象を与えるようにしていきます。

しかし、強さを演じるのは抵抗感がある人もいると思います。その場合は、すぐにはやらなくても良いので、とにかく内面の弱さを見抜かれるボディーランゲージを抑えることだけは継続してください。

強さを演出しなくても弱さのボディーランゲージを抑えれば、印象としては概ね強い方に分類されます。(物腰が柔らかくて愛想が良い。だが、怯えたり狼狽えたりもしないタイプの人も過去に見ていますが、概ね攻撃はされにくかった印象です)

しかし、やはり強さを演出した方が確実ですし、ターゲットから除外されやすい他にもメリットが多くありますので、少しずつでも良いので取り組んでください。

強い態度、それは自信がある態度

強さを印象付けるボディーランゲージの例を以下に挙げます。

  • 姿勢を正す。背筋を伸ばして胸を張る感じで。(飽くまで自然に)
  • 動作や動きに力強さを加える。
  • 話すときはハッキリと喋り、声を若干大きめにする。
  • 感情や表情の表出を普段の1.5倍にする。(表情や感情の変化に乏しいのは内向型の特徴です)

強さのボディーランゲージを自然に表出させるのに手っ取り早い方法は、自分に自信を持つことです。自分に完全に自信を持ったらどのように振舞うか?また、自信を持った人物というのはどのような態度かを想像して、それになり切ってみることです。

しかし、そう言われても自分の能力に自信がないので、それを態度に出すのは引け目を感じるかもしれませんし、お世辞にもデキる人などと思われているとは思えないので、とても自信を持った態度などできないと思うかもしれません。しかし、心配ありません。自信など「思い込んだ者勝ち」程度のものなのです。

私は何年も職場で能力と態度(自信)との関係を冷静に観察しましたが、自信と能力にはそれほど相関関係はありませんでした。(自信の有無が結果に影響している点や周囲に与える印象による影響は確実にあります)

「自信を持った態度だから実力があるように思われてるだけで、能力的には普通だな」「能力は全く問題ないのに自信のない態度のせいで能力が低い印象を持たれてるな」という人を多く見ています。自分で思う実力や能力と他人が評価する実力や能力、いずれも全く関係なく、堂々と自信を持った態度を演じて構いません。

ポジティブな態度とネガティブな態度

強い態度を演じるのに注意したい点は、ネガティブな印象に受け取られないようにすることです。強い態度はあまり大きくやると周囲に、荒々しい、ぶっきらぼう、がさつ、無神経な人といった悪い印象を持たれることになってしまいます。

苛立ちや不機嫌さを何の躊躇もなく表に出す人というのは多いですが、あれがネガティブな強さの実例です。本来、苛立ちや不機嫌さを表に出してしまうことなど、人間性の未熟さを表すことで恥ずかしいことなのです。(言わずもがな、加害者タイプによく見られる態度です)

生まれつきの性質で態度が強い人間というのは、大体においてネガティブな強さの部分が大きいものです。これが人として如何に理想とは逆であるかは理解するのは難しくないでしょう。

ネガティブな強さであれば、より攻撃は受けにくくなります。ですがそれは決してお勧めできません。上記でも書いた通り、人間性の未熟さを表す行為であり、人道的に間違えた方向だからです。

ここまで、強さを演じる上でネガティブな強さにならないように注意しましょうというアドバイスをしましたが、被害者になりやすいタイプは内向型の人が多いはずで、注意をしなくても普通は大丈夫でしょう。(たとえ「ネガティブな強さを出せ」とアドバイスしても無理だと思います。ポジティブな強さは内向型の人でも演じられると思います)その意味で不要なアドバイスだとは思いますが、実践する上で知っておいてほしいことなので書き記しました。

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